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ユニクロで冬の上着をリサイクル [持ち物ダイエット日記]

物は増える。

もちろん家の中で勝手に増えていくワケではないものの、
ほっとくと増えてしまいがちな代表のひとつは服・衣料品のジャンルだと思う。

【衣食住】という言葉があるように、人が暮らしていく上で大切なものの一角に服がある。

ハダカでは暮らせないのか。

今の時期、うかつにハダカで外に出ると風邪をひきかねないし、
なにより近隣の方に目撃された場合、警察に通報されてしまう可能性も考えられる。

誰もがハダカを持っているのに、誰もがそれを見えない世界のものへと遠ざけている。

今の時代、裸一貫で生きることは文明社会との絶縁を意味していると言えるだろう。


服があるか無いか、それだけでこうも世界が変わってしまうのだ。
人間にとって服が大事なのは、わかった。よおくわかりました。

顔を真っ赤にして話を膨らませすぎてしまった。

増えがちな服の中には、
①よく着ている1着、
②たまに着る1着、
③年に数回着るだけの1着、
④軽く3年は着ていない1着、

など、着用頻度にいくらか差がつくものに分けられると思う。
日本は年間通じて寒暖の落差が激しいこともあって、
暖かさと涼しさを調節するためにも服にはバリエーションが求められる。

ただ、④の1年以上も着ない服というの場合、季節の話ではなくなってくる。
単純に着たくなくなったか、もっと着心地がよいものがあるか、好みが変わったか、
(服がありすぎて)忘れられてしまったか。

いぜれにせよ、着ることのなくなった服は持て余されたままタンスの肥やしになっていく。

必要なくなったのなら、処分すればいいじゃないか、とは思う。
でも、まだ着られるものを手放すのはもったいない、ちょっと気が引ける。

そうだとしても事実、着ることはできるけど、結局着ることはなかったのだ。

落ちない目立つ汚れがひどすぎるとか、生地がむごたらしく引き裂かれているとか、
その服に強烈に嫌な思い出が刻まれているなど、決定的な理由が無いかぎり、
服の処分に迷う人は今の時代少なくないことがわかる。

収納術を紹介する本は書店の規模に関わらず見つかるし、
現に私を含む家族は着る服より持て余している服の方が多い。

いらないものはなんらかの方法で処分してしまった方がいい。
頭でわかっていても、私自身も服を処分することはまれで、くたくたに着古したTシャツや靴下など、
明らかに着れない子供の頃のものくらいしか処分してこなかった。

そこで最近、服の中ではちょっとした大物である【冬の上着】を処分しようと考えた。

RIMG7095.JPG
最後にハンガーから外した日はいつだったか思い出せないこの上着。

首もとのタグを見るとユニクロで買ったもので、ロゴが赤くなかったのでなかなか古い。

処分について考えていると、ユニクロは自社製品をリサイクル回収していることを思い出した。
オークションに出品する手も考えたけども、
一度はこういったリサイクルサービスを利用してみたいと思い、服を回収に出すことに決めた。

RIMG7130.JPG
今まで放っておいた罪滅ぼしとして、社会へ戻す準備として、
ひまつぶしとして、
くっついた毛玉を丁寧に取り除いた。

あれ、どっかで観たことのある毛玉ダマ。
家に人が住むようになって空にのぼっていったあのコたち?

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紙袋につめて最寄のユニクロへ。

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行った先のユニクロでリサイクルのポスターを見つけてひと安心。

レジのお姉さんに回収を申し出ると、まばゆい笑顔で快く引き取ってくださった。
あぁ。このスマイルを見せてくれたあの上着に感謝だ。
そして着なくなった冬服を処分して整理していきたい。

ブログタイトル変えました。古い名前を捨てました。

おめもじでした。
タグ:整理論

いい日旅立ち、針金ハンガー [持ち物ダイエット日記]

”日本のどこかに私を待っている人がいる”という素晴らしい歌があったと思う。

私の家にもあった”それ”は待っている人のもとへ、旅立ったのだ。

デイリーポータルZというサイトを見ていたら、こんな募集をかけていた。
http://dpz.cocolog-nifty.com/q/2011/12/post-22c7.html

家に余っている【針金ハンガー】を送ってもらえませんか?というもので、
このサイトのライターさんが大量に必要としているらしいのだ。

最初は”ふ~ん、なんかやるんだ”程度に流し読みしていたものの、
よくよく考えてみれば、家で持て余しているモノを整理するチャンスとも取れる。

締切は12月12日、今ならまだ間に合うぞ!
ということで8日木曜日の夜、家にある【針金ハンガー】を急いでかき集めた。

RIMG6963.JPG
急な召集に応じていただいた総勢35名の針金ハンガーたち。

色:28名 色:4名 色:3名

やはりクリーニング帰りの衣服を預かる役目だけに清潔感のある色味のハンガーが多い。

さっそく梱包に取り掛かる。
ネットオークションをやっているので、梱包の準備だけはいつでもできている。
そして気になるのは送り方とその送料。

35名の総重量を量ると、軽く1キロを超える意外な重さに気付く。
1名あたり約35グラム。35本で約1.2キロだ。
針金=金属ということもあり、華奢な見かけによらず、案外芯のあるハンガーたち。

普通郵便の料金は一定の重さに比例して高くなる。
2キロまでの送料は850円だが、1キロまでなら580円になる。
送料は個人負担なので、値段との兼ね合いに心が揺れ動く

試しに1キロまで何名を動員できるか調べたところ、28名までなら大丈夫だった。
ちょうど色ハンガーも28名。今回出向いてもらうメンバーが決定した。

RIMG6964.JPG
なるべく荷物はコンパクトにまとめたい。
7名ずつ上下互い違いに並んでいただき、厚みを均等にする。

ここでハンガーたちをまとめるために凧糸を用意する。
実はこの凧糸、デイリーポータルZに縁のある糸なのである。

カルカル正面.JPG
今年の夏、お台場にあるカルチャーカルチャーという場所で開催された、
「恐怖!デイリーポータルZエキスポ」というお祭りに行ったとき、

呪いの準備.JPG
催し物のひとつに「恐怖!わら人形作りワークショップ」というものがあり、

ワラ人形制作中.JPG
私も興味本位でひとつ作ってしまっていた。

きちんと家に持ち帰り、しばらく飾って(放置)おいたところ、
ワラ人形はチャタテムシのアパートのようになってしまったので、分解して処分することに。

さきほどの凧糸はこのワラ人形をしばっていた凧糸なのである。

RIMG6968.JPG
呪いを浄化した凧糸は、ハンガーたちをまとめるのにうってつけだった。

ここでデイリーポータルZさん宛てにハンガーに簡単なメッセージを添えておいた。

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まとめたハンガーは発泡シートに包んで保護しておき、

RIMG6971.JPG
仕上げにクラフト紙で包んで封かん、宛て先を書いて発送準備完了!

ニフティ株式会社宛てに針金ハンガーを送るなんて、もう2度とないだろう。
とにかく無事に届いて、記事の作成に役立って欲しい。

針金ハンガーを調達するついでに部屋で使っているハンガーを統一したり、
古くてチャイルディッシュなハンガーや衣類クリップを処分したり、
おかげで少しだけモノの整理をすることもできてよかった。

このハンガーを使った記事を楽しみに待ちたい。

郵便レシート.JPG
郵便局に持ち込んだハンガーは988グラム。
1キロ以内にまとまった。

おめもじでした。

氏神参りとヘッドホン分解 [持ち物ダイエット日記]

穢れ(けがれ)という言葉は、その読みから転じて”汚れ”という意味に捉えられがちだ。
言葉のルーツは気枯れ(けがれ)、平易に言えば元気がなくなっている状態ということだ。

いきなり偉そうに言葉の講釈をしてしまったが、私も最近まで穢れ=汚れのイメージを持っていた。

私は8月から最近まで、夏の暑さや生活リズムの変わり様も手伝ってか、
何かしたいことがあってもグズグズしてやる気の起きない倦怠感や疲労感がぬぐえず、
コントロールしきれない自分のバイオリズムにちょっと参っていた。

自分の元気を取り戻すには、いったいどうしたらいいんだろう。
睡眠がとれていないわけでもなく、
何か強烈に悲しいことや辛いことがあったわけでもない。

神頼み、というわけでもないが、思うところあって氏神参りをすることにした。
これは自分の暮らしている地域を守っている近所の神社をお参りすることだ。

実を言うと、自分の意志で近所の神社にお参りのために足を運んだことは一度もなかった。

虫の知らせ、ということが本当にあるかどうかはわからないけども、
最近やけに私は虫を目にするし、虫との接触が増えている。

ついこの間も、
セセリというは左肩に止まって休んじゃうし、指で軽くつついても逃げないずぶとさ。
カマキリは私の左肩を踏み台にして、前方へ飛んでいったりするし、
黒いカナブンは後ろから左肩にぶつかって当て逃げしていくし、
小さなクモは右腕を歩き回ってくすぐったかった。

氏神さまは虫を遣いに出して神社へ来るようにアプローチすることもあるという。

だから神社へ行く気になった、といえばそれこそなんとも虫のいい話だが、
目に見えない事を気にかけられる心の余裕まで失いたくはない。

とりあえず道すがら2社の神社を回り、挨拶をしてきた。
体調を戻してくれとか、イケメンにしてくれとか、
品のいい金持ちにしてくれとか、気立てのいい彼女と出会わせてくれとか、
そういうことは何も言わない。

ただ、手を合わせて挨拶と少しばかりの感謝をした。

そのあとスーパー銭湯へ行き、身体を洗って、ジェットバスにもまれ露天風呂に浸かり、
そしてサウナでひとしきり汗を流してきた。

風呂上がりにビンのコーヒー牛乳を飲み干す、というスタンドプレーもやってのけた。


その翌日、ひさびさになってしまった普段いる部屋の掃除をする気になり、掃除機を持ちだした。
掃除したいな~、と思いつつもやれずに過ごしてたまった部屋の汚れをとる。

掃除機のごみパックも(いまだパック式使用)新しいものに取り換えて掃除すると、
あっという間にパックにホコリや髪の毛やらのチリがたまり、
一度吸っちゃあ、ゴミを確認するというムダながら本人は楽しい作業を繰り返した。

床に置きっぱなしになっていた荷物も少し片付けると、明らかに部屋に居る気分が良くなった。
部屋のエネルギーも私同様に気枯れていたことがよくわかった。

そうなってやっと思い出す、古いモノの整理。

以前に新しいヘッドフォンを買った際、古いヘッドフォンはもう使わなくなることはわかっていた。
やる気のあるうちに処理しないと、エネルギー不足の今の私は後回しにしてしまう。

その分、処分することに吹っ切れるといやテンションがやけにハイになる。
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確か中学生の頃、おこづかいで買った3000円くらいのヘッドフォンだ。

そのまま8年は使っただろうか。
イヤーパッドの革はメンテナンスを知らなかったこともあり、すでに全部はがれている。
しばらく放っておいたせいで微妙にカビ臭い。もう捨て時を過ぎているようだ。

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捨てる前にちょっとイジってみたい。
分解だ。
バラバラにして廃棄物を細かくするとともに、別れを言い渡す。

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ネジを外したり、パーツを抜いたり、
怪我しない範囲で分解した様子がこの写真だ。

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スピーカーの振動を伝える膜がきれいだった。
押すとペコっと簡単にへこむ。

今まで御苦労さまでした。ヘッドフォンさん。おかげで色々な音楽を楽しむことができました。
ありがとうございました。引き続き、今のヘッドフォンを大切にします。

少し、持ち直してきた。

おめもじでした。

古い服にさようなら、新しい服にはじめまして [持ち物ダイエット日記]

近頃、持っている服の政権交代の兆しが見えてきています。

よって、古い着たおした服にはご退場いただき、新しい時代を迎えねばなりません。

新時代の先鋒として、ベーシックアイテムの地位を築きつつある、
ユニクロのプレミアムコットンのVネックTシャツ

着心地の良さ、使い勝手の良さに加えての低価格。
これは古い価値観に基づく服の所有感覚をあらためるいいきっかけとなりました。

ご苦労様でした。
そして昨日、3枚のTシャツを整理しました。

2枚は黒の長袖Tシャツ。
一着はシンプルな黒無地、もう一着は袖にチャック付きポケットのある変わりダネ。
長く着ていたこともあり、袖や襟はよく見るとずいぶんくたびれていました。

もう1枚はグレー地の胸にプリントの入ったTシャツ。
これは着ていてちょっとでも汗をかくと、プリント部分だけ異臭を放つ不思議アイテム。

プリント部分がゴムラバーのようにぶ厚く、おそらく部分的に蒸れやすかったのだと思います。
Tシャツなのに夏場に不向きときて、いまさらもう一度着ようとは思えませんでした。

整理したおかげで衣装ケースの中に少しばかり余裕が生まれました。


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つい先日も新たにプレミアムコットンVネックを1着買いました。

夏を控えたこの時期なので半袖タイプを選んでいましたが、
そんなことより、私は生まれて初めて、「ピンク」の服を買っていたのです!

しかもそれを確信的に買ったことも、服に対する革新的なアプローチでした。

その動機付けになったのが4月に買っていた「SUNSPEL(サンスペル)」という
英国のアンダーウェアメーカーのパーカーでした。

濃いネイビーブルーの一見普通のパーカーなのですが、
生地に陰影のきれいな光沢があり、パーカー特有の”ど”カジュアルなテイストではなく、
すべすべした肌触りで生地が薄く、着てもあまりダボっとした感じになりません。

透かすと外が見えるくらい薄いのに丈夫で、
店員さんいわく”実際に何年か着ているけど、なかなかくたびれないんですよ”とのこと。
けして安くはない一着でしたが、気に入って購入していました。

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このサンスペルのパーカーの色と、淡い色合いの「ピンク」は合うかもしれない、
という直観が人生初のピンクファッションへと舵を切るきっかけになりました。


ピンクには人の気を「柔」にする効果があり、
人間関係を良くする効用のある色と言われているようです。

私は先日、レインドロップによって氣の強い人間だと教えてもらったので、
ピンクの色の力によって氣のバランスも調整されるかもしれないと、期待しています。

色気のない黒はナンセンス。無難なモノトーンにさようなら。
これからはピンクとも仲良くします。

私は古い服を手放して、新しい服を着ます。

おめもじでした。
タグ:整理論 雑貨

物の整理は小さな判断の積み重ね [持ち物ダイエット日記]

昔はほとんど物が捨てられず、数年前にやっと「捨てる選択肢」を見出した。

物が捨てられないと、何もかもが古くなり、そして変わらないまま時間だけが過ぎていく、
そんな焦りのような、危機感のような、ただならない切実な思いが、捨てる選択肢を創った。

少しずつ、葛藤の壁をぶざまによじ登って物の整理を続けている。
精神的に余裕がなくなってくると、物を整理する余裕もなくなってくる。

ここ最近はまさにそんな感じで、むやみに物が散らからないよう、
増えないようにとどめておくので手いっぱい、という感じだった。

先日、プロの整理収納アドバイザーさんによる講習を受ける機会があり、
以前受講した整理収納アドバイザー2級講座での内容をあらためて復習することができた。

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今は思い通りにできなくても、小さな判断を積み重ねて、あきらめずに続けたい。


数日前ふと、玄関の収納にあった「なわとび」を思い出して、今日処分した。
おそらく10年は使っていないし、まともに触ってもいない「なわとび」が3本もあった。

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幼稚園~小学生の頃、体育の授業で使っていたものだったと思う。

物の整理を初めたあと、このなわとびの処遇を考えたことはあったと思う。
ただ、少し前はどうにも捨てる気にはならずに、そのまま保存継続を決めていたらしい。

ふだん目に留まるような場所にはなかったために、判断が保留されたままだった。

でも今になってみると、判断は早かった。
無意識的にこころの整理は進んでいて、やっと顕在意識にのぼりつめたか。

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先日、工具箱のいくつかドライバーを処分した。

新しく使い勝手のよさそうな精密ドライバーを購入したことをきっかけに、入れ替えを行った。
精密ドライバーはパソコンの吸気口の分解清掃の際などに重宝している。

錆びているもの、先端の変形してしまった精密ドライバーなどを処分した。


そして今日は「靴」を1足処分した。

正直言って写真を撮ることすらはばかれる、
みっともない度全開のボロさなのになかなか捨てる気にならなかった。

靴底はすり減って平らだし、なぜか靴ひもがなぜかあっというまにほどける。

他の靴をつぶさないための、代わりとしてなんと最近まで履いていたのだが、
どうにもくたびれた靴をはいていると、セルフイメージに悪影響をおよぼす。

踏ん切りをつけ、新しい気に入った靴を履いている自分をイメージして、ゴミ回収に出した。


雨だれ、石を穿つがごとく、量質転換を迎えられるよう、
物の整理には一定のエネルギーをかけ続けていく。

おめもじでした。


ツイッター、はじめました。
http://twitter.com/#!/omemozi
タグ:整理論 雑貨

好きだった物を手放す決断 [持ち物ダイエット日記]

物の整理を続けていると、だんだんと整理できる品物の範囲が広がっていくことがあります。

私が物の整理を始めて間もないころは、あってもなくてもどちらでもいい品物・ゴミ・好みでない物などから整理していきました。これらは思い入れなどといったメンタル面にあまり関わらないので手放しやすいものでした。

やがて整理が進むにつれてそういった品物が減っていきます。

すると徐々に、思い入れがある品物や、自分の好みが強く反映された品物に対して整理の目を向ける余裕が出てくるようになります。

もちろん”好きで持っていたんだから、整理する必要はないんじゃないか?”とも考えました。

しかし”コレは好きだから…”という理由で十把一絡げに考えてしまうと、物の整理は行き詰ってしまいます。

例えば漠然と「好き」という理由で物を持っているにしても、今好きなのか、昔好きだったのか、自分が好きなのか、他人や世間に認められているから好きなのか… 同じ「好き」という理由をとっても様々です。


私の場合は、今現在持っていたい物と、昔は持っていたかった物は同じではない、という判断。

これが好きであるという、確認と満足感のために持ちすぎてしまった過剰さを見直すという判断。

さらなる整理のために、こういった判断基準を手がかりに整理を進めています。


最近、数年前の私のままだったなら、手放すことなど絶対に考えなかったであろう品を手放しつつあります。

ひとつは、コレクションしていたオマケのミニフィギュア。

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これは2001年にダイドーのMIUというドリンクのおまけだった「深海生物フィギュアコレクション」というボトルキャップタイプの精巧な水棲生物フィギュアシリーズです。

初めて「チョウチンアンコウ」のフィギュアを手にした時は本当に心底、感動しました。

今でもおまけの袋を開けた時の光景とワクワクした気持ちが忘れられません。

徹底したこだわりに貫かれた完成度の高いシリーズで、これをきっかけに深海とそこに棲む生物に興味を持つようになり、日本が誇る有人深海探査艇「しんかい6500」の一般公開に足を運んだりもしました。


当時、この深海生物フィギュアは自分で全種類を集められずにキャンペーンが終わってしまったことがひとつ心残りで、数年後オークションに出品された未開封のおまけの袋が大量に出品され、私はそれを落札していました。

心残りはスッキリきれいに成仏しましたが、同時に大量に余ったフィギュアを抱えることにもなりました。

今回、それらをネットオークションで手放しています。

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この箱はそれら水生生物の余ったボトルキャップなどをしまっている箱なのですが、整理によって「空き」ができました。

まだまだ、この空きには収まりきらない同じような大量の余りを抱えているので、それらを極力整理して片付けていく予定です。


次に、机に置いていたかつて好きだった漫画を手放しました。

数年前、東北に暮らす父方の祖父が亡くなった時でした。

東北の父の実家はひさしぶりであまり居所のなかった私は多少の気晴らしにと、
少し年上のいとこから、ある漫画借りて読んでいました。

読んでみると、なかなかに面白く内容も好みで、明日には帰るという深夜に夢中になって読んでいました。しかし全巻を読み終えるには至らず、続きが気になったまま帰ることに。

後日、その漫画が自分で欲しくなり全巻揃えて読みました。しかし今はほとんど読まなくなり、先日手放すことに決めました。

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写真中央に並ぶ、全13巻の漫画をオークションに出品しました。

今年手放したクレヨンしんちゃんなどの漫画は中途半端に持っていたためオークションでは売りにくいと判断してブックオフで引き取ってもらいましたが、これは全巻すべて揃っていたので、すぐに落札者が決まりました。

結果530円で落札となり、ブックオフで引き取ってもらうよりは高くなったか、という結果に。

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こうして棚から漫画13冊がなくなり、棚にできた空いたスペースに、おさまりの良くなかった国語辞書と英和辞書をしまう事が出来ました。


収納にスペースができた時は本当に気分のいいもので、片付く予感に胸が躍ります。

しかし浮かれて空いたスペースに無闇に物をつっこんでしまうのはもったいないので、
1日置いて何をしまうべきか冷静に合理的に考えます。

空いた場所に物を移動させると、今度は移動させてきた場所が空くことになります。
物のしまい方を見直せるとてもいい機会です。


最近になって、自分の持ち物の「総量」がイメージできるようになってきました。

どこに何が、どんな状態であるのか。物は多いですが、かなり把握できてきています。


おめもじでした。
タグ:整理論

物言わぬ住人、ぬいぐるみを手放す。 [持ち物ダイエット日記]

先日、ネットオークションで3個のぬいぐるみを出品し、無事に落札され、手放すことができました。

そのうち二つはイルカとサメのぬいぐるみ。私は小さい頃から海に棲む生き物が好きで、その影響で水族館などで欲しがったものだと覚えています。

今まで十数個のぬいぐるみを手放してきましたが、その中では残す優先順位が高くはっきり手放すことを決めたのは割と最近になってからでした。

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そうしてぬいぐるみというジャンルを整理する過程で、現在の私はそもそもぬいぐるみを求めていない事をやっと!自覚しました。

それまで持っていたぬいぐるみはモチーフに限らずそれを手に取っても、もう心があまり反応しないのです。

もし本当に好きだったら、手にとったら良い気分になってまじまじと眺めたり触ってみたり、何か反応せずにはいられなくなるものです。

しかし、私が持っている必要はなくなった、そうは思ってもそのままゴミ箱へポイ、ということができません。

生き物を中途半端に生きたまま捨てるような後味の悪い感じがします。

私にとってぬいぐるみは特に捨てにくい品物のひとつです。

そのためネットオークションでどなた様かに引き取っていただくことが本当に精神的にも助かるのです。


そうして無事イルカ君とサメ君の引き取り手が決まり、ぬいぐるみをきれいにクリーニングして梱包しようとした時です。

イルカ君の白黒模様を見ていたら、ハッと思い出しました。(…何か似たような…)

”そうだ、まだパンダのぬいぐるみがあったな、確か押し入れに「たれぱんだ」のぬいぐるみが残っていた!”

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こうして完全に忘れてしまっていた「たれぱんだ」を思い出すのでした。「たれぱんだ」とは10年くらい前にブームになったぺったんこに寝転んだ姿が特徴的なパンダのキャラクターです。

これは押し入れの物陰にあったので目に触れる事がなく、色々な整理をしていても全く思い出せなかった盲点でした。

長期間しまわれっぱなしだったので、白い生地が少々くすみ、汚れもありました。このままではちょっと売るには難があると思い、さっそくクリーニング。

中性洗剤を水で薄めたものを布にふくませて汚れた箇所を拭きます。一見白く見えても拭きとり布が薄く茶色くなっていくので、案外ぬいぐるみも汚れていくようです。

毛を傷めないよう、時間をかけてクリーニングすると新品に近い白さが蘇ります。

そののちネットオークションでこのたれぱんだを出品しました。無事に引き取り手は決まり落札者さんの元へ。

取引後になんと”家宝にします”というコメントをいただき、どうやらずいぶん気に入ってくれたようでした。

まぁまぁそんなオーバーな、とは思いつつもよくある定型文的コメントではない喜びのメッセージをもらい、出品して良かったなぁ嬉しいなぁ、としみじみ思いました。



必要のない物をいつまでも持っていても仕方ありません。

いつか必要になるかもしれない時期をただ待っているうちは必要になりません。

捨てることができなければ、誰かにアピールして需要を探す行動を起こしてみる。

不要が手放せれば、必要を受け取る事ができます。


誰かが言っていた少々過激な発言、こういうことはあるかもしれません。

”いらない物ばっか持ってると、いらない人間になっちゃうわよ”


おめもじでした。
タグ:整理論

片付けにくい古い本 [持ち物ダイエット日記]

物の整理を続けています。

ときどき、ある物が片付けられるようになることで、
それで得た安心感・小さな自信や手ごたえに励まされて、
さらに他の物が手放せるようになることがあります。

一か月ほど前に長期間、死蔵してしまっていた漫画や本を手放しました。

この整理がきっかけになって、さらに手放す本や漫画を吟味しました。

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先日のズーニーさんのワークショップへ参加する前に
これら20冊の漫画・本を中古書店で買い取ってもらいました。

25冊を持ちこんだうちの5冊は買取不可となりましたが、それらはお店で処分してもらうことに。
他店やオークションに出品する手もありましたが、そうする気にはなりませんでした。

よしんば売れたとしても本当に微々たる金額にしかならないと推測、
そのときは些細な欲もろとも一緒に手放せた気分でした。


今回整理した古本は、少し前までは処分候補にすら挙げられなかったものを含んでおり、
整理をきっかけにさらに整理できるようになった、という手ごたえがありました。

それを強く象徴するのが「とっても!ラッキーマン」という、
かつて週刊少年ジャンプに93~97年にかけて連載されていた、
当時小学生の私が「熱心」に読みまくった漫画を手放したことでした。

すべて運任せで地球を侵略しようとする宇宙人をやっつけるヒーロー、ラッキーマン。

登場する主なキャラクターのイラストはいつでもそらで描けるようになるほど好きな漫画でした。

しかし、ラッキーマン全16巻のうち10巻まででコミックスを買わなくなり、
途中で作風が変化するにつれしだいに興味・関心が薄れてしまったことを思い出しました。

もうあとは楽しく読んでいた思い出だけが漫画とともに残るのみ、
そうして13年の長きを経て、やっとこの10巻分の漫画を手放すに至りました。


その他、読み書きもできないような小さい頃に与えられたトーマスの絵本(ほとんど興味を示さなかったらしく、妙にきれい)や、ペットの飼い方のガイドブック、猫の写真集、児童書籍など持っていてもまったく目を通さず必要性の薄い書物を整理しました。

このできごとは一部倉庫を解放する感じ…という、
石井ゆかりさんの26日の占いが私には妙にしっくり感じられる日でした。


この件で持ち物は古くなればなるほど、手放しにくくなり、
さらには手放すという選択肢すらまったく考えなくなってしまうことを身を持って感じました。

しかし逆に長い間持ち続けていたものほど、
それを手放せた時の爽快感・新鮮味は強いものとなります。

正体見たり、枯れ尾花。わかってしまえばあとは応用と実践あるのみ。

ずっと持っていても活用できない物、関心がなくなってしまった物は今後も見直していきたいと思います。


ところで、小学生はまず足し算をならってから引き算をならいます。私はそうでした。
どうやら足すことより、引くことの方が難しいようです。

山田ズーニーさんのワークショップでは、伝える内容をなるべく短くギュッと要約するように、
参加者へ呼びかけていました。

大事な部分だけを残して、余計なものをそぎ落とせれば、より強く深く早く伝わるのがわかります。
これには物と心の整理にも相通ずる要素があります。

これを鍛えて磨くことには相当な価値があると信じています。


おめもじでした。
タグ:整理論

ガンプラを手放せ! ~総括編~ [持ち物ダイエット日記]

私の2010年度上半期の主な整理対象はガンプラでした。

04年の5月を皮切りにガンプラブームが発生し、それから丸2年かけてたくさんのガンプラを作り楽しんできました。

そして今年それらほとんどをネットオークションを介して手放し、北は北海道、南は福岡まで全国各地の方々に引き取っていただきました。
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これは今年手放したガンプラの一覧画像です。

これらを買った時は、まさか自ら手放す日が来ようとは毛ほども思っていませんでした。

もともとミニチュア好きであること、物を作るのが好きな私の性格とあいまって最初に買った一体のガンプラをえらく気に入ったことをきっかけに、続々と増える商品展開をただ追いかけていくのでした。

やがて増えたガンプラは一種の飽和状態に達し、すべてを飾りきることも、かといって捨てられるほど割り切ることもできずにいた結果、飾る事をやめてすべてを箱にしまいこみ、長らく死蔵されることになりました。

事とは順々に重なるもので、ガンプラ以外にもため過ぎた物があふれかえり、私の部屋はひどく雑然とした状態になりました。

散らかった部屋はそのまま私の不鮮明なビジョンを象徴していたかのように思います。

そうして一時期、色々なことがいっぺんに破綻したことで「このままじゃイカン!」と考えたその反省が今の整理整頓の動機になっており、今回のガンプラ整理へとつながっていったのです。


自ら好んで買い集め、そして自ら手放していく。

それって結局、プラスマイナス0でムダなことだったのでは? と、思われる方もいるかもしれません。もちろんそういう面も確かにあることでしょう。

ですが反対に、始めから手放す前提で役目を与えず物を買うのはナンセンスである、とも思います。最初から別れる事を想定して付き合い始めるカップルのような虚しい矛盾を感じます。

なので、これを失敗だとか間違いだったと後悔してはいません。


人が心に抱く、「好き」という気持ち。

その「好き」の対象が物であれ人であれ、ただ好き、それだけで突っ走ってしまう事の危うさがあります。

良かれ悪しかれ、大きく人を動かすエネルギーになる好きという「感情」。

「感情」には、思考や理性をすっ飛ばして人の言動に直接働きかけてしまう性質があります。

「好き」という感情をコントロールできない場合…

物に対しては見境のない収集癖に至ってしまったり、物自体への依存が強くなり精神的な不安定さを強化してしまう場合もあります。

人に対しては相手の事を考慮せず先走った一方的なコミュニケーションに走り、迷惑がられても本人は愛ゆえの事だと、盲目的になってしまう場合も考えられます。


「情熱が燃え上がったときには、それと同じくらい冷静さを研ぎ澄ますべし」

今年のガンプラ整理で至った私の自戒の言葉です。

おめもじでした。
タグ:整理論

思い込みも手放す、古本整理 [持ち物ダイエット日記]

このブログ初の1日2回の更新です。

この頻度の更新なら私もブログの女王を名乗れることと思い込めます。

おぼつかない冗談はさておき。

今日は14冊のマンガと大型本1冊を中古書店に売り、手放しました。
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写真は本日、私の元を離れた品物です。

過去2~3年、整理のため古本を中古書店に売却することが何度かありました。なのに、その時の売却候補にも挙がらなかったマンガがまだこんなにあったということです。

つまり整理されていない空間と思考では、一体何を持っていたいのか、要らないのかの判断力が決定的に鈍ることを我が身を持って知った思いです。


今回売却した主なマンガは「名探偵コナン」1~4巻、「クレヨンしんちゃん」1~2・6~11巻、どちらも今や国民的アニメになったと言っても差し支えないほどの人気作です。

ですが、この中途ハンパな所有巻数からわかるように、私はいつしか興味を失い、以降ほとんど読まれることなく死蔵されてしまっていたのが事実です。

マンガの発行年数は96年前後のもので、私が小学生だった時のものです。クレヨンしんちゃんの7巻を最初に買ってもらいそれから、続刊と既刊を欲しがっていた事を思い出します。


しかし今に至り、古い物ほど「在る」ことが当たり前になり、やがて当たり前のことはだんだん意識すらしなくなっていきます。

在ることが当たり前、だから必要か否かという疑問をはさむ余地なく「在ることが当たり前」。

頻繁に使っても、全然使わなくても「在って当たり前」。

整理作業は時としてつまらない古い思い込みを取り払う良い機会になり得ます。


今回、売る前にもう一回読んでみました。コナンもしんちゃんもやはり面白いです。ですが再び続刊を買って読む気はまったく湧きませんでした。

心の方は完全に整理された事を確認し、そして売る前に本のクリーニングをしました。

私は自分の持ち物は手放す前に捨てるにせよ売るにせよ、できるだけきれいにするようにしています。これが私の整理の作法であり、物の扱いに対する矜持です。

クレヨンしんちゃんなどは特に表紙カバーの表面が汚れており、拭いた布を見るとなおよくわかりました。


ここで、古本買取の査定金額がちょっとアップするかもしれない方法をご紹介します。

今回10年以上経つ古いマンガだったので、本の紙がだいぶ茶色くヤケてしまっている物がありました。

しかしヤケてしまった小口面や天面の見た目をきれいにする方法があります。

それは紙ヤスリで本の小口面などを磨くと、その茶け具合を少し白くすることができます。
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写真のように左半面が紙ヤスリで磨いた状態、右反面がそのままの状態です。

これは大手の中古書店で実施されているクリーニング方法を急に思い出して自分で試してみた結果なのですが、効果抜群でした。

RIMG3497.JPG
このように一見、10年以上も経っていないかのような印象にすることができます。

紙ヤスリは1000番前後の細かい目のものを使います。あまり粗いものだと汚く毛羽立ってしまいかねません。

また表紙カバーに紙ヤスリに当てると、これまたきれいにするどころか、ただのダメージに見えてしまうので磨く時は表紙カバーを外した状態で作業するのがお勧めです。

状態のよさそうなものほど査定価格が下がらずに済むのが一般的なので、お店によってはかなり効果ありだと思います。

ですが今回、このクリーニングのおかげで買取査定が上がったかどうかは不明です。しかし上の写真の品は全て買取され、合計240円になりました。

そして今日は帰りにひさしぶりに新しく読みたい!と思っていた「よつばと!」というマンガを買いました。


おめもじでした。
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