ガンプラを手放せ！ その３

今年３月末から続くガンプラ整理の件がようやく片付きました。

４０体分のまとまった量があったのでそれらを隔週６回にわけて出品し続けてきましたが、ようやく一段落しました。

今月の初めに残るシリーズ８体分のガンプラをネットオークションへ出品し、すべてご落札いただきました。

今回はありがたいことに８つ出品したうち、７つを同時にまとめて落札された方がいました。

しばらく同じような種類のガンプラを出品し続けていたため、いわゆる「常連さん」的に私のオークションに入札＆落札してくれる方が何名もいました。本当に感謝です。

同時に２品以上落札してくれる方や、隔週で続けて入札してくれる方など、特にトラブルもなく無事に取引が済みました。

少しづつ出品の仕方を工夫しながら、常連さんがついてきたこともあり、だんだん平均落札金額が微増傾向にありました。

おかげさまで今年出品したガンプラ４０体分の落札総額は「１８，２１０円」となりました。

手数料などでこの額から多少さし引かれていますが、それでもちりも積もれば山となる、ある程度まとまった金額になっていることがわかり、我が事ながらあっぱれであります。

しかし！買った時の合計額は調べない事にします。


こうしてガンプラ整理終えてみると、思う事があります。

始める前はこれだけ手放せれば、だいぶ片付くだろう、と。

しかし終わった後で、また思います。

期待していたほど、劇的に部屋が片付くわけではないんだ、と。


だからといって、まったくムダだったなどと思うわけではありません。

もちろんオークションというシステムのおかげでいくらかのキャッシュバックを受けたわけです。

そしてなにより、過去に思い入れが強かった品物を手放すことを確信的にやり始めたわけです。

今まで手放してきた物の大半は、なんとなく手に入れてしまった物や同じような物をいくつも持っていた、という所有動機のやや弱い品物でした。だからこそ手放せてきた面がありました。

今回のガンプラの多くはコレクション的な惰性衝動があったにせよ、発売日を狙って買ったりと所有動機が強かった物です。

手放す優先順位がだんだんと練られ絞られ、私の物の所有感覚の核心に近づいているようです。

少しづつ段階を踏んで、ちゃんと私の物と心の整理は進んでいるんだな、という実感がありました。


今回のガンプラ整理でわずかながら自室が片付きました。

クローゼットの中のガンプラ保管スペースが空いたことで、棚の上に積んでいたターンエーガンダムのガンプラの箱の一部をしまう事ができました。

ターンエーガンダムが何かと言うと９９年に放送された「私が一番好きなガンダム作品」です。

そこへ尊敬するシドミード氏のデザインのターンエーガンダムのヘッド貯金箱を設置しました。

とりあえず今回、自室で片付いたのはほとんどここだけでした。ほとんど「間違い探し」と言って差し支えないでしょう。

今年、手放してきたガンプラの大半は隣の部屋に保管(放置）していたためにその部屋が少し片付きましたが、自室にあまり変化をもたらすことはありませんでした。

ですが、むしろその変化の少なさのおかげで整理のやる気を維持できている面もあります。

まだまだなんだな、と。

物の整理を中途半端に終わらす気はないので、さらに精進します。


おめもじでした。

タグ：整理論

ガンプラを手放せ！ その２

３月末にガンダムのプラモデルを手放していく決意を固めて、それからのお話。

このときガンプラは私の管轄する住環境向上委員会による「事業仕訳」の対象となり、見直しを求められました。

その指摘をうけて今日までに２５体分のガンプラをネットオークションで手放しました。

仕訳対象になった理由として、多くのガンプラはすでに何年も部屋に飾られもせずに箱にしまいっぱなしである事。さらにはその保管場所すらきちんと確保できていない事が挙げられました。

そしてなにより、本当に欲しかった物を買ったついでに、それじゃあこれも、といった惰性的で弱い動機の買い物を繰り返していた事に仕訳人が黙っていませんでした。

私はかつてアニメ「ガンダムＳＥＥＤ」に登場したメカのガンプラを４０種類ほど買いました。

写真のガンプラだけでも６種類。（５箱＋小さめの１箱）

これが何十個とあれば、保管にも相応のまとまったスペースを必要としますが、あいにく収納スペースを確保しきれず、長らくこのように積み重ねた箱を自室の向かいの部屋に置いていました。

数年前にいくつかの箱を平らに分解して、中身のガンプラを他の箱にまとめて収納することで保管スペースを縮小させる措置をとりましたが、やはりそれでも手放せない物の多さにたいした変化があるわけではありませんでした。


…と。ひと昔前はそんな状態でしたが！

今年６月中には一度これらガンダムＳＥＥＤシリーズのガンプラすべてを手放せる予定です。

４０体全てを丁寧に扱い、手放してきたので二か月強の時間はかかりましたが、来月はその総仕上げに入ります。

その中にはとても気に入っていたガンプラもありますが、それらもいったんすべて手放すことに決めています。

もしすべてを手放した後で、それでも再び欲しいガンプラがあるのならそれは買いたいのです。そこまで気に入っている物なら手元に置いておく価値が十分にあります。

しかし！すべてを手放した後、もうそれっきり今までのガンプラは卒業！！という気分になったのなら、もちろんそれも私にとって素晴らしいことなのです。

どう転んでも、今まであった大量のガンプラから私は解放されています！ここが以前とは全く違う部分です。

これは自分への実験です。

残るシリーズはあと８体分。ここで決着をつけ、そのときの私が一番望む選択をします。


ちなみに。

先ほどの写真は先週手放した分のガンプラで、オークションでの落札総額は４８４０円という景気の良い結果になりました。

買った時の総額がおよそ６０００円ほどなので、今でも手に入る、しかも組立て済みの中古品を売った額にしてはキャッシュバック率がたいへん良かったのです。

その大部分を占めるのが、このうち一つが定価の倍の値段で落札されたことにあります。

新品定価１０５０円の品が２１００円での落札。しかし限定品などでもなく、他でもっと安く買える品なのです。

そもそも私が出品しているガンプラは組立て済みのまったくの中古品であるため、定価の半額ほどで落札されてもかなり良い方なのです。

私としてはもちろん高値の落札は本当にありがたいのですが、誤解を与えるような出品をしてはいないかと、かえって心配になりました。（笑）


大量にあったガンプラもずいぶん減ってきました。来月でガンプラオークションはいったん幕引きとなるでしょう。

手放すこ過程そのものが楽しくなっていたので、これでいったん最後と思うと、もう手放せないんだ…。　という、ちょっとさびしい気までする不思議な境地に来てしまっています。

でもガンダム以外にも整理したい物はまだまだ控えているのです。

人生そのものを整理していく過程の中ではまだまだ序の口。

走れるうちは行けるところまで走りぬくのです。


おめもじでした。

タグ：整理論

ぬいぐるみを手放せ！

私の物の整理は続きます。

今週は「ぬいぐるみ」を新たに２つネットオークションへ出品し、その取引が無事に済みました。

すでにこの２匹のネコのぬいぐるみは新たな引き取り手が決まり、私の元を離れました。

去年からぬいぐるみを手放し続けて、現時点で計１４体のぬいぐるみを整理してきました。

その中でも、私は猫が好きなためにこの２匹のぬいぐるみは一時的に残りました。しかしいくら同じ猫といえど、本物の猫の魅力には敵いません。

ぬいぐるみを整理していく中、そもそもぬいぐるみ自体にたいして興味がなくなっていることに私は気付きました。

ぬいぐるみはとても捨てづらい品物だったので、ネットオークションを利用することで片付けやすくなりました。捨てることなく誰かが必要としてくれるならそのための手間を惜しみません。


そうして今まで出品したぬいぐるみのほとんどが落札されてきましたが、そのポイントが私なりに二つ挙げられます。

まず安く出品すること。

私が持っていたぬいぐるみはディズニーなどの一定の人気があるようなキャラクターものではなく、あくまで実在の動物をそのままディフォルメしたようなタイプが多かったので、ホビーショップなどでも引き取ってくれるお店が少ないのです。

それをふまえ、ほとんど１００円を開始価格として安く出品します。入札者が複数いて値上がることもそうありません、言ってしまえば二束三文の品ですが、整理目的であれば気になりません。

安くすることで入札しやすくし、ひとりでも欲しいと名乗り出てくれる人がいれば私にとっては大成功です。


次にかわいく見せること。

ぬいぐるみそのものは可愛らしいのですが、端末の画面の商品写真でもその可愛らしさを表現しなくては欲しい人の目に止まりません。

可愛らしさの表現として「目の輝き」があるかどうかが大事になってくると考えています。

少しわかりにくいですが上の写真でもぬいぐるみの目に光を入れています。これは照明の光をぬいぐるみの目に意図的に反射させて「目の輝き」を表現しています。

目が輝いているか否かは、かわいさの印象を大きく左右する要素です。例えば人気キャラクターのピカチュウなら黒いつぶらな目に必ず目の輝きが書き込まれています。それと同時にイキイキと見える効果もあるようです。


そして残るぬいぐるみもあとわずか。

整理オークションで一度出品するも引き取り手が決まらなかった物と、昔は気に入っていたぬいぐるみのみ。性質がはっきり二分されてきました。

なんとなくゲームセンターやバザーなどで増やしてしまったぬいぐるみ、今は新しい家でかわいがってもらっていることでしょう。

自然と自分から離れていく物があれば自然と惹かれる物もあります。そのバランスを見つめて物の整理をすすめてていこうと思います。


最近はっきり自覚しだしたのですが、私は今までの人生全体で不用意に手に入れてきた「物」すべてを整理対象として捉えているようです。

すべてを選別していくには今しばらく時間が必要なのでしょう。しかし決して時間がかかるものとは決めつけません。

まだ心の整理ができていない物のジャンルもありますが、物の整理を続けていくことが心の整理に必ずつながります。その相互作用を発揮して環境を変えていきます。

まだまだこれから。


おめもじでした。

タグ：整理論

オークション梱包術

整理オークションで落札された商品を発送するための梱包作業は、けっこう楽しくなるときがある。

それを私は「梱包マンズ・ハイ」と名付けることにした。これは梱包する人の気分が高揚することを意味するが…ただの遊び造語。

それはさておき、きちんとした梱包はときに商品そのものと同じくらい自分も相手にも一種の感動を喚起する事ができる。


オークションで入札しようとする人はなるべく送料を抑えた買い物をしたい人が多い。一般的な定型外郵便は荷物の重量によって送料が決まり、荷物は軽いほど送料が抑えられる。

しかし商品を無事に届けるには多少のラフな輸送にも耐えられる荷造りをしなければならない。

つまり、いかに軽くて丈夫な荷造りができるか？というバランス感覚がもとめられることがある。

先日、出品したガンプラではとても楽しい梱包ができたので、私なりの梱包術をご紹介させていただこうと思う。

今回はこのガンプラを例に梱包の手順を追っていく。

このガンダムは背中に飛行機のようなものを背負っているのが特徴で、他にディスプレイスタンド、細かい部品や組み立て説明書があり、これらを無事に届けるのが今回の梱包ミッションである。

プラスチックモデルなので「コワレモノ」。梱包には注意が必要だ。

はじめに細かい部品を箱にそのまま入れてしまうと輸送中にジャラジャラ暴れてしまい、キズや破損の原因になりかねない。下手をするとそれが取引トラブルのもとになる。

なので細かい部品はスタンドの裏側を皿のようにしてテープでまとめて収めておく。

次に四角く切ったプチプチ（エアパッキン）の上に飛行機とその羽の隙間に部品を一緒に敷いて…

プチプチで挟み込む。同じくらいのサイズの物を並べるのが今回のポイント。

これを二つ折りにして集まったプチプチのカドをしっかりテープでとめる。こうしておけばスタンドと飛行機の間にプチプチがあるのでお互い干渉しないで済む。

ガンダム本体も姿勢を整えてプチプチで巻く。もとの商品の化粧箱を梱包箱として使おうにも、このように平らに分解してしまっていたのでこのままでは箱として使えない。

そこでフタ代わりの段ボールを箱の寸法に合わせて用意。請求送料２４０円つまり２５０ｇを超えぬように軽くするために、それでも強度が極端に落ちないように段ボールに穴をあけたり、切り欠いたり工作をする。
段ボールの繊維方向も上からの力に曲がりにくい向きで使う。これは大事。

寸法が整ったら外箱の四隅をテープでくっつけて閉じる。

ちなみに荷物軽量化のための穴が箱を開ける時の取っ手として機能するようにもなっている。パカッと。

最後にこの箱をクラフト紙でラッピングする。この紙は職場で大量に廃棄されるものなのでタダ。きれいなものを持って帰って梱包に使う。

こうしてあとは宛先を明記し郵便局に持っていくのみ。宛先のチェックもぬかりなく。ここが間違っていたら元も子もない。

先日この荷物も無事に届いたと、落札者様から連絡があった。７体のガンプラオークションはすべて無事に終わった。ご落札いただいたみなさま、ありがとうございました。

これから新たなガンプラオークションを始め、整理をすすめていく。

おめもじでした。

ガンプラを手放せ！

本日、ネットオークションで落札された７体分のガンプラ（ガンダムのプラモデル）を発送しました！

先週、さらにガンプラ整理を推し進めることに決め、手始めに７体のガンプラを出品し、おかげさまで全て落札されました。

今回手放した戦士たちの最後の雄姿を収めた記念写真をここに。

過去１年あまり、私は大量に持っていたガンプラを少しづつ手放してはいたのですが、私がガンプラ興味を持つきっかけとなったアニメ「ガンダムＳＥＥＤ」に登場するマシーンのガンプラだけは、去年の時点では手放す決心がつきませんでした。

その「ガンダムＳＥＥＤ」シリーズのガンプラは一番所有数が多かったため、整理すべきかどうか長い間考えあぐねていました。

しかし今回、その印象深いＳＥＥＤガンプラを手放すことにしました。ようやく心の整理がついてきたこともあり、これを呼び水としてさらにガンプラ整理が進めたいと考えています。


私がガンプラにハマりだすきっかけとなった最初の１個を組み立ててから興味は広がり、ピーク時には大小合わせて約６０体以上もガンプラを持っていたことが分かりました。（！）

現在ではおよそ半数ほどに減らしていますが、やはりそれでも多過ぎることは否めません。

マイブームの最初に手にしたガンプラはデザインも好きで、商品としても良くできているなと思っていたので、そこで満足していればよかったのですが、あいにくシリーズ展開しているひとつを手にしたがため、同シリーズの他ガンプラも買ってみたくなったのが全ての始まりでした。

模型として良くできているし、カッコいい、この感動を何度も味わうために、また昔から何か作ることが好きという性格も手伝ってガンプラは２～３年の間増え続ける一方でした。一種の依存状態だったとも思います。

熱が冷める少し前にはデザインが好みでなくても「集めているから」という理由で、惰性的に買ってしまったガンプラもありました。

最終的にそのシリーズのＴＶ番組放送終了とともに商品展開が落ち着き、やっとガンプラ熱の終息を見ることになり、しだいに興味・関心も落ち着くようになりました。

最終的に自分の好みから外れたところでもお金と空間、時間をかけるようになってしまった事は反省している点です。


このブログでも紹介しました今年ひとつだけ買ったガンプラは一番最初に感じたようにデザインも好み、買うならコレしかない！と思って手に入れた物です。

それがとても良かったので、それまで持っているものとの「違い」が自分の中で明らかになり、今回の整理につながった一因になっていると思います。

心から気に入った本命があれば、それ以上に感じられない物に対してはいっさい執着せずに済みますし、今までの物を手放しても自分の価値観が不安定になる事はありません。

むしろ価値基準がより安定し、いっそう自分にとってプラスになる物を選んでいけるようになると思います。

北海道から福岡県まで列島にわたる旅支度した７人の侍の姿。これらは全国の５人の方へお譲りすることになりました。

ちなみに７つの合計落札額は２４４０円。なかなか捨てたものじゃありません。買った時の総額に比べれば明らかに赤字ではありますが、それでもお金を出してくれる方がいるのは本当にありがたい事です。

このお金があれば新しいガンプラが２個くらい買えますが、その予定は一切ありません。

整理整頓オークションはお金よりも物の整理を重視したものです。手放せることが第一。

これからどこまでガンプラを整理できるか、勝負どころです。


おめもじでした。

タグ：整理論

バレンタインFrom 三重

私はインターネットオークションの出品者として参加するようになって、明日で丸１年になります。

実は先月、私の出品したショットグラスその他を落札していただいた方から、
商品とその取り扱いについて大変なおほめの言葉にあずかり、
金曜日にお礼の品を発送しました（！）との連絡がありました。

それで今日、小さな小包が私の元へ届いたのでした。




一体何を贈ってくだすったのだろうか、と封を開けますと…











桜の花に見える和柄な模様のきれいなラッピングが施され…











桜の花が折り重なる紙細工をあしらった小箱が出て参りました。箱を開けると…































和菓子のような趣の素敵なチョコレートが詰めてありました！
「京都　ふらんすや」という処のはなざくらセットをいただきました。

なんという、なんという粋な計らいでありましょうか。
まさかまさかとは思いましたが言わずもがな２月１４日はバレンタインデー。

季節がら大変タイムリーな贈り物に私は感動＆感謝しきりでした。
さっそくこの落札者様に今回の事を連絡せねばと思い、私なりに感謝を伝えました。

顔も声も知らない人なのですが、出張先の忙しい中この温かく優しい贈り物を手配したくださったことを考えると、もう本当に頭が上がりません。

三重県のＭさん、本当にありがとうございました。美味しくいただいております！

ここはひとつホワイトデーに何かお返しを贈ろうと思うのですが、
どんなものを贈れば喜んでいただけるのか！？…考えてみたいと思います。


ネットオークションを始めたきっかけは持ち物の整理のためで、
物を捨ててしまう前に物を活かす選択はできないかを考えた果ての出品参加でした。

１年の締めくくりに際してとても記念になる出来事でした。
出品者としてこのような方に自分の持ち物をお譲りすることができ、大変光栄に思います。

もう三重県に向かって足を向けて寝れません。(笑)

本当に本当にありがとうございました！

おめもじでした。