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乙女のおやつ [食と暮らし]

すっかり秋も深まり、冬らしくなってこない今日この頃。

ちょっと用事を済ませるついでに普段あまり立ち寄ることのないコンビニに入った。
思い返せばそのとき機嫌が良かったのだろうと思う。

日常の中でもささいな冒険をすることで、新鮮な気分を味わうことができる。
普段、無関心な物事の中にこそ、常に新しい世界が手を振って待っているのだ。

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なんとキュートな商品たちだろう。
こんなにピンク率の高い買い物は今年始めてだ。
買ったのは「乙女たちよ、振るがいい。」と「雪見だいふく いちごミルク」。

これを買いに行く自分がこっけいで、
レジに行く前、表情を整えるために一定の時間を要したことは秘密だ。

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あまりにファンシーだったためつい一緒に記念写真を撮った。
ピンクさあまって写真のホワイトバランスが狂った。

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雪見だいふくと言えば、そのまんま白いおモチといった見た目のアイスだが、
いちごミルク味のそれは淡いピンクがかった2つのおモチが入っている。
中身のアイスもいちごピンク色だ。

なんたっていちご果汁5%入りだ。

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ひっくり返すとしっとりツルツルのもち肌がやけにおいしそうだ。
しかし雪見だいふくのデリケートな薄いおモチはどうやってできているのだろう。
これは雪男に次ぐ世界のミステリーのひとつだ。

もうひとつ雪美ちゃんと一緒に買った、スナック菓子「乙女たちよ、振るがいい。」
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袋の上部に”品川女子学院”とのコラボ商品であることが表示されている。

アーガイル柄のパッケージも”学園っぽさ”を演出する。

おそらく同学院のスイーツ好きな生徒たちの声を取り入れて実現したお菓子なのだろう。
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袋を開けると甘い香りとともに黄色いスナック、奥に小袋が見える。

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米粉を使ったスナックであるらしく、
紅茶が合いそうなリンゴの香りのするあっさりした味わいだ。

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一緒に入っている子袋はシナモンパウダー入りで、
これを袋の中にかけて風味を変化させるのがウリらしい。
ちなみにこれを直接舐めると、濃くて強いシナモンの風味が口内で暴れまわる。

私は一時期ケンタッキーのフリフリポテト、じゃがバター味が大好きでよく買っていた。
じゃがバタ風味のパウダーを袋の中のポテトにふりかけ、袋をとじて良く振って味をなじませる。
チキンを買わずにポテトだけ買って帰るのは当たり前だった。

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私は乙女ではないが、振らせてもらう。

私のように乙女ではない者は、振ってはいけなかったのかも知れない。
かといって性転換手術やホルモン注射をする勇気のなかった私は、
どうすることもできなかった。

三途の川を渡ったとき、告白すべき私の罪がひとつ増えてしまった。

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私のような者でも、熱心に袋を振ることで、
ハニーアップル+シナモンの香りが楽しめるスナックを食べることができる。

後ろにイメージキャラクターの「乙女ふるら」ちゃんがこっちを見ている。
乙女でない者に対する叱責のまなざしが心に刺さる。
あぁ、そんな目で見ないでおくれ…

こんなファンシーな買い物と一緒に市県民税を納付する私。
だが、今回の買い物によって私は堂々と”オトメン”を名乗れることだろう。

今回のおやつは趣向を変えて楽しんでみた。
明日もホームランね。

おめもじでした。

ロッテ 雪見だいふく9個入ボックス×8入



タグ:香り

ダイヤモンド・赤じそジュース [食と暮らし]

まだ暑かった夏の盛り、初めて入った喫茶店で「しそソーダ」をオーダーした。

美味しそーだなぁ…暑さで狂い始めた私は涼を求めて一杯のソーダを飲んだ。

それが不思議なほどおいしかった。

一応、強調したのはそもそも私はしそが苦手なのだ。
冷ややっこに「しそ」をあえたらせっかくの豆腐が台無しになってしまう。

最後にしそジュースを飲んだのはいつだったかも覚えていない。

そんな美味しいシソ体験をした後日、
お台場のビーナスフォートにある「ラ・メゾン・ド・ミエール・ナミキ」という
はちみつ専門店で、「はちみつ入り赤じそエッセンス」というボトルを見つけた。

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赤じそにつられてボトルを見ていると、店員さんが試飲させてくれるとおっしゃる。

ところでその店員さんは小柄な美女だった。
きっとお客さんから電話番号を渡されたり、メルアドを聞かれたり、
プロポーズされたりするくらいは、週1で対応していることだろう。

私も二百回くらい来店したらプロポーズさせていただこうと思う。

試飲をお願いすると、氷の入った小さなカップに赤じそエッセンスを注いだものを渡してくれた。
赤じその風味が活きていて甘いのにさっぱり、文句なく良い味。
一番大きいボトルとオレンジ風味のハチミツの小瓶を買った。


しそエッセンスは希釈用で、男らしく原液そのままをぐびぐび飲み干してみたいが、
残念ながら私の気管支が悲鳴を上げてしまう。
原材料もシンプルに赤じそ・ハチミツ・黒酢のみ。いずれも体に良さそうなエレメンツだ。

世界が土・水・火・風の4元素で成り立っているのなら、
今の私のテンションは赤じそ・ハチミツ・黒酢の3元素で成り立っていると言える。

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水で割っても美味しいが、冷たい炭酸水で割るともっと美味しい。

試しに家でしばらく死蔵されていたサントリーの炭酸水を使ったら、
まさしく夏に喫茶店で飲んだ、しそソーダの味に近い美味しさになったのだ。

口の中を赤じそと黒酢の風味のさっぱりとした後味、炭酸の清涼感がリフレッシュさせる。

さらにこのしそソーダの美味しさを視覚的にもグレードアップする。
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シリコンゾーンの製氷器のおでましだ。
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今まで黙っていたが私はアルケミストなのだ。錬金術師なのだ。
このトレイに口伝のまじないをこめて氷を作ると、
ブリリアントカットがまばゆいビッグなダイヤモンドに精製されるのだ。

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出来上がった時価総額ウン億円のダイヤをグラスにおさめる。

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赤じそエッセンスを注ぐと、無敵のダイヤが溶けはじめてしまった。
どうやらニセモノをつかまされてしまったようだ。

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炭酸水を注ぎつつ、甘みを調整するために三ツ矢サイダーも動員した。

しかしながらよほどケチらない限り、
エッセンスのはちみつの甘みだけでも十分美味しいことがわかった。

ここでまた、新たなアイデアが思い浮かぶ。
三ツ矢サイダーでダイヤモンドを作ったら味が薄まらずにより美味しいただけるのではないか。

よし、ダイヤモンドを作るぜ!

できた!
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なんだこれは、出来上がったダイヤは表面にデコボコした無数の穴が空いている。

赤じそエッセンスを注ぐと病的な斑点が浮かび上がる。実物はちょっとブキミだ。
とり乱してしまった様子が写真のブレ具合にあらわれている。

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サイダーダイヤモンドは視覚的な美しさを表現できなかった。
しかし表面の凹凸はゴルフボールのようなディンプル状になっている。
これをドライバーでかっ飛ばせば私もスタープレイヤーの仲間入りだ。

しかし食べ物を粗末にするような真似はできない。
このダイヤモンドはそのままかじりついても美味しいのだ。

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今日、よく訪れる喫茶店の方から手作り赤じそエッセンスをおすそわけいただいた。
私の赤じそ愛が宇宙に伝わったのだろうか。なんとありがたいことだろう。

これからもより美味しく楽しく赤じそジュースを味わっていきたい。

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グーグルの画像検索で”赤じそジュース”を検索するとたちまち画面が美しいルビー色に染まる。

おめもじでした。

のり天・キムチ風味を味わう [食と暮らし]

先日、旨くてたまらないお菓子に出会いました。

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たまたま立ち寄ったスーパーにひとつだけ残っていた「のり天 キムチ風味」。

少し気になり、手にとったり棚に戻したりしているうちにパッケージにそそられてしまい、購入。

私はある種の「薬味」がとても好きで、味海苔やあげ玉など大好きです。
口寂しいと海苔や揚げ玉だけをそのまま食べてしまうくらい、好きです。

よって、この海苔を揚げたのり天、私には抜群のアピール力を発揮しました。

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海苔の片側に衣を塗って揚げたようなのり天。

キムチ風味で辛いのかと思えば、さほど辛くはなく味も濃すぎず、
海苔の風味もちゃんとあって美味しいのです。

海苔のパリパリ感、衣のサクサク感、海苔と衣のリバーシブルなので、
ひっくり返すとそれぞれの食感を楽しめます。

ただのお菓子を、時間を忘れて夢中で味わい、かみしめていました。大変に美味しかったのです。

ハッピーターンがかすんでしまうくらい好みでした。


この美味しい「キムチ風味のり天」が気になり、調べてみると夏限定の商品であることが判明、
お店でひとつしかなかった訳がわかりました。

もう一度食べたい、と望んでも時期的にお店に並んでいる可能性が低いと考え、
ネットのお菓子問屋さんを検索すると、「在庫あり」の表示。なおかつ割引済み。

3150円以上の購入で、送料無料。

心の声:(…じゃあ、3150円分、買っちゃう?)

声:(…わかってるのか、「13袋」になるぞ)

心の声:(いや、これは本当に旨かったよ、その価値あると思う)

声:(わかったわかった、好きなようにしろ、ただしそのうち2袋は「コンソメ味」にするんだ)


数日後。

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段ボール箱が届く。

ネットショップで「お菓子」を買うのは、初めて。
のり天の中に「いか天」も1袋とりまぜて購入するも、在庫切れだったらしくキャンセルに。

そのことでお店からお詫びのメッセージカードと小さいあられ菓子ふたつが添えられていました。
ちょっとした心遣いが感じられ嬉しかったです。

十二天
コンソメ味も甲乙つけがたい美味しさ。

キムチ・コンソメ風味、ともに2010年度”マイ”モンドセレクション金賞を受賞。おめでとうございます。

海苔に衣をつけて揚げたら自分で作れるかもしれない。


おめもじでした。





アイスクリンに夢中 [食と暮らし]

最近はもうすっかり初夏の気候。

そんなわけでアイスが美味しい季節になってきたもので。

それですっごくお気に入りのアイスを見つけちゃったもので。

…大人げなくたくさん買い込む私がいて。

こんなありさま。
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今日はとりあえず10個。

一度開けると勝手にしまってくる冷蔵ショーケースのフタに右腕をはさまれながら、欲しい分を取り出す。

1個105円が今日まで1個88円で安く買えるとあって、もうオイルショック状態。

あっというまに私の御用達アイスの地位を確立。

「アイスクリン」とは一般のアイスの仲間というより「かき氷」に近い氷菓子で、定義としては乳脂肪分3%以下のものをさすらしい。

つまり、サッパリとしている。

シャクシャクした歯触りがまたサッパリさを引き立てて、おいしい。

似て非なるバニラアイスにはあまりない卵っぽい風味もまた趣あり。

アイス自体の硬さもちょうどいい。スプーンを入れるとほどよく割れてくれる。

カップの中をつっついていると、そのうちカップの中でアイスクリンの塊を転がりだす。ここからが勝負。

私にとってはまさに非の打ちどころのない「パーフェクト・アイス」。拍手。

飽きるまで飽きません。


今回紹介した商品は「昔なつかしアイスクリン」。オハヨー乳業株式会社さんの商品。全国でスーパー、コンビニなどで販売中。


Q.ハーゲンダッツとアイスクリンあるけど、どっち食べる?

A.アイスクリンください。

Q.夕張メロンゼリーとアイスクリンあるけど、どっち食べる?

A.アイスクリンください。

Q.アイスクリンと健康、どっちが大事?

A.もちろん健康です。


おめもじでした。

マーロウのダンディープリン [食と暮らし]

プリンなんかどこでも買えるふつうのお菓子じゃないの?

いやいや、「MARLOWE」(マーロウ)のプリンはそんじょそこらのものとはちょいと違うのです。

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左がチョコレートプリン、右があずきのプリン。

昨日のモノ語り研究会の帰り、横浜そごう地下の洋菓子売り場で買いました。ホワイトデーが近いためか珍しく男性客を多く見かけた日でした。

パートナーのためにやら、お返しやらでご入り用なんでしょうね。

私はまぎれもなく自分が食べたいから買いました。


マーロウのプリンは器からひっくり返しても自立する”ハリ”があります。卵の力で固めてある、といううたい文句はダテじゃありません。これぞプリンのトラディショナル(?)なスタイル。
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卵の風が味豊かなほっこりした美味しいプリンです。

今回、変わり種であるあずき味も選びましたが、これが面白くてプリンなのにあずきの味がする、卵の風味があるから水ようかんとも違う、和洋折衷とはこのプリンを意味する言葉だと思いました。



そしてなんといっても、このプリンの美味しさを引き立てているのがカラメルソース。

まず口にして気付くのが、苦さを伴う濃厚な甘味。この苦みがあるおかげでプリン自体の甘みを引き締めつつ、強調するような、飽きのこないメリハリのある味わいが楽しめます。

200CCある大きめのプリンですが、あっという間にきれいに食べつくされてしまいました、が。


食べた後ですらもマーロウのプリンは一味違います。
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いぶし銀のダンナがプリントされた、プリンが注がれていたこの容器、実はプラスチックではなくガラス製のちゃんとしたビーカーなのです。

しかも保存容器でも有名な「パイレックス」の耐熱ビーカーを使用している徹底したこだわりぶり。

分量をしめすグラフも印刷されており、100ml単位と1/3・2/3・1CUPと、料理用などの計量器具としても便利に使えるようになっています。

電子レンジでも使える専用フタも店頭で別売で用意してあるあたり、実用性の高さが窺えます。




さらにさらにこのビーカー、きれいにしてお店に返却するとひとつにつき200円がキャッシュバックされるのです。(!)安易に使い捨てをせず、物を大切に使っていくこの姿勢には感服いたしました。

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持ち帰り用の箱でしっかりしたダンボールボックスが用意されるので、そのまま返却用の通い箱としても使える上、購入時にこの箱を持参すれば箱代30円割引もされるそうです。









マーロウのプリンは徹底したこだわりがあるため、ひとつ600円以上する価格帯で、さすがに安くはないのですが、こんなに情熱とこだわりにあふれたプリンはそうそうないと思います。

お店の販売の接客姿勢もとても丁寧で、値段に恥じぬ本当に素晴らしい商品だと思います。

横浜・葉山にお立ち寄りの際はぜひ、マーロウのプリンをご賞味あれ。


~マーロウのカスタードプリンのこだわり~
http://www.marlowe.co.jp/00custard_pudding.htm

おめもじでした。
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