スーパー銭湯でくつログ。 [日記]
近頃、仕事する時間帯が大きく変わり、
このブログは一ヶ月更新なしというありさま。
色々と書きたいことをくすぶらせたままになっていて、どうにもこうにもスッキリしない。
生活リズムが急変して、色々と行き届かなくなっている感じがはがゆい。
でも、余裕がなくなっているときに詰め込んだら、溢れて収拾がつかなくなるよね、
じゃあリラックスとチューニングのために積極的に休もう、
という風にふらふら考えた先で、結びついたのが入浴施設の利用。
近場にいわゆるスーパー銭湯という入浴レジャー施設ができていることを知っていた。
よし行こう、さぁ行こう、ここはひとつ裸になってやろうじゃないか。
そして「竜泉寺の湯」という入浴施設に初潜入。(お風呂に潜るぞ。そんなことしないぞ。)
エレベーターに乗って受付へ行く。
写真に疲れがにじんでいる。明度の狂いとピンボケ具合がそれを物語る。
気温のせいかエレベーター内が軽いサウナ状態で少々息苦しい。
サウナなら服を脱がせてほしいのだが、2階からお客さんが乗ってきたので自粛した。
こんな時は東京タワーのエレベーターの上昇速度を見習ってほしいと思う。
入館料はおとな1名600円。
私の気分はいつでも子どもなのだが、子ども料金を主張すると大人から厳しく諭されるので、
ここは頭の良いフリをして、大人の社会性を見せつけた。
そして靴ロッカー、荷物ロッカーのコーナーであるアイデアが思い浮かんだ。
最近縁あって、小林正観という方の著書を読んでいるのだが、
聖なる不思議な数字という紹介があり、どうやら3・5・8という数字たちは特別らしい、
という入れ知恵のある私の理性は、ロッカーの番号に注目した。
そうだ、この聖なる数字の入ったロッカーを使えば、
盗難にも遭わない、忘れものもしない、きっとそうだ、という理性的でない判断のもと、
3・5・8のナンバーを探して、うろうろとさまよった。
お。358のロッカーがあったぞ!
!?カギがない、誰かが使っている。きっとこのナンバーのご利益を知っているに違いない。
自分の受験番号を探すような身のこなしでナンバーに蒸し暑い視線を送り、
見事に靴は53番、荷物は583番のロッカーに預けることができた。早く風呂に入れ。
竜泉寺の湯では「炭酸泉」という、文字通り炭酸ガスを含んだ風呂があるという。
きっと温かい三ツ矢サイダーに浸かるようなシュワシュワと爽快な湯なのだろう。
書いておきながら、温かいサイダーが爽快だとは思えない。
湯船に浸かる前にシャワーで身体を洗う。
子どもならテンションに任せていきなりドボン!だが、それをやるとヒンシュクをお買い上げ。
一流の大人にはマナーという社会性があるのだ。
湯船の中でオシッコをしないのが一流の証だ。
あらためて感じたのだが、天井に高さがあるのがよかった。
炭酸泉に浸かり下半身を泡だらけにしながら天井を見上げると、
外の日差しが湯船に反射してキラキラとした光の帯が映っていた。
体が温まったところで、露天コーナーに移動した。
つぼ湯や白濁した湯船、壁面にテレビのある湯船があった。
そこの一角にひと休み場所があって、おじさんが何も隠さず大の字に寝そべっていた。
まるでヌーディストビーチのような風情だ。隠すなんてナンセンス。
私はまずシルク風呂という超微細な泡の発生によって白濁した湯船に浸かった。
マイナスイオンをフューチャリングしたリラックス度マックスなバスである。
カタカナを多用すると頭がいいのか悪いのかわからなくなる。これは悪い例だ。
シルク風呂に浸かっていると、なんだかお湯に圧迫感を感じだした。
…お湯が揺れてる、自分以外に誰も入っていない、地震…?
こんなとき露天風呂にもテレビがあると地震情報も裸で確認できる。
テレビに近寄ると速報テロップが映し出され、宮城県沖震源のやや強い地震だとわかった。
そういえば震災以後、日本各地の温泉の湧出量が増加傾向にあるらしい。
温泉パワーが高まっていることだろう。温泉に入るなら今が絶好のチャンスだ。
ひとしきり外の空気の中で入る湯船を味わった後、サウナに入ることにした。
最近すでに定着した感のあるデトックスだ。カタカナになるといかにも意味ありげだ。
どれくらい汗を掻いたかわかるように、身体を拭いてからサウナルームへ入る。
ひさしぶりなのでひどく暑く感じた。ここで深呼吸したらぶっ倒れそうだ。
あまり長居して無理はできないが、しっかり汗を出したい。
そこで最低でも88から0までを数えるまでは座っていようと決めた。
これは数息観(すそくかん)という禅で言うところのカウントダウンだ。
お遍路のような敬虔な気持ちで汗を流すのだ。
サウナの発汗力は凄い。気付くと、腕に汗の水滴がたまっている。
カウントダウンを終えてもまだ大丈夫だったが、かなり心拍数が高まり、呼吸が浅くなってきた。
そこそこ汗も出たので、変に無理せずサウナタイムを終了させた。
シャワーで汗を流して、脱衣場へ戻る。
館内には色々な施設があり、食事処やマッサージサービスもあった。
軽い水分補給をしたあと、タイ式整体マッサージをうけてみることにした。
今年に入って気持ちいいマッサージを受けたおかげで、こういう機会に前向きになった。
照明を抑えたマッサージルームには床に寝床が4人分あり、すでに3名が施術を受けていた。
ひとりは爆睡してイビキを掻いていた。気持ちいいのだろう。
長野のスキージャンプ台のミニチュアのような専用枕に顔を沈めてうつ伏せに寝そべった。
担当してくださった施術師の方は小柄な女性の方だった。
私は今、左足の親指に痛みのある炎症を抱えており、
とてもデリケートなことをハッと思いだしてその方に伝えると、タオルで足台を用意してくださった。
うつ伏せになると親指が床に接触するので、とてもありがたかった。
指圧や揉みを駆使した手腕によるマッサージはとても気持ちよかった。
背中から始まり、首の付け根、両手の指まで小一時間ほどマッサージしてもらった。
マッサージ後、小腹がすいてきたので食事処でラーメンなどを食べた。
台湾ラーメンというメニュー。
ニラにモヤシ、トウガラシがちりばめられ、コショウで炒めたらしいひき肉がトッピングされていた。
台湾の屋台的メニューを再現したのだろうか。
やっと写真を美味しそうに撮ることが出来た。
疲れもなりを潜めたことがうかがえる。
ひき肉はコショウの風味もあってかサラミに近い味でなかなかの旨みがある。
麺を食べ終えた後に懸命にサルベージされた。
コショウにトウガラシという刺激的な味も手伝って、しょっぱすぎるきらいもあったが、
スープを飲むのを遠慮しただけで、美味しく食べれた。
なんというか施設の雰囲気的にホテルや旅館に滞在中のような錯覚を覚えていたので、
食事中の気分が妙によかった。
今度は夕方ではなくマッピルマ、堂々と真っ昼間からまた来てみようと思った。
温泉、マッサージ、ゆっくり食事。いいじゃない。
おめもじでした。
このブログは一ヶ月更新なしというありさま。
色々と書きたいことをくすぶらせたままになっていて、どうにもこうにもスッキリしない。
生活リズムが急変して、色々と行き届かなくなっている感じがはがゆい。
でも、余裕がなくなっているときに詰め込んだら、溢れて収拾がつかなくなるよね、
じゃあリラックスとチューニングのために積極的に休もう、
という風にふらふら考えた先で、結びついたのが入浴施設の利用。
近場にいわゆるスーパー銭湯という入浴レジャー施設ができていることを知っていた。
よし行こう、さぁ行こう、ここはひとつ裸になってやろうじゃないか。
そして「竜泉寺の湯」という入浴施設に初潜入。(お風呂に潜るぞ。そんなことしないぞ。)
エレベーターに乗って受付へ行く。
写真に疲れがにじんでいる。明度の狂いとピンボケ具合がそれを物語る。
気温のせいかエレベーター内が軽いサウナ状態で少々息苦しい。
サウナなら服を脱がせてほしいのだが、2階からお客さんが乗ってきたので自粛した。
こんな時は東京タワーのエレベーターの上昇速度を見習ってほしいと思う。
入館料はおとな1名600円。
私の気分はいつでも子どもなのだが、子ども料金を主張すると大人から厳しく諭されるので、
ここは頭の良いフリをして、大人の社会性を見せつけた。
そして靴ロッカー、荷物ロッカーのコーナーであるアイデアが思い浮かんだ。
最近縁あって、小林正観という方の著書を読んでいるのだが、
聖なる不思議な数字という紹介があり、どうやら3・5・8という数字たちは特別らしい、
という入れ知恵のある私の理性は、ロッカーの番号に注目した。
そうだ、この聖なる数字の入ったロッカーを使えば、
盗難にも遭わない、忘れものもしない、きっとそうだ、という理性的でない判断のもと、
3・5・8のナンバーを探して、うろうろとさまよった。
お。358のロッカーがあったぞ!
!?カギがない、誰かが使っている。きっとこのナンバーのご利益を知っているに違いない。
自分の受験番号を探すような身のこなしでナンバーに蒸し暑い視線を送り、
見事に靴は53番、荷物は583番のロッカーに預けることができた。早く風呂に入れ。
竜泉寺の湯では「炭酸泉」という、文字通り炭酸ガスを含んだ風呂があるという。
きっと温かい三ツ矢サイダーに浸かるようなシュワシュワと爽快な湯なのだろう。
書いておきながら、温かいサイダーが爽快だとは思えない。
湯船に浸かる前にシャワーで身体を洗う。
子どもならテンションに任せていきなりドボン!だが、それをやるとヒンシュクをお買い上げ。
一流の大人にはマナーという社会性があるのだ。
湯船の中でオシッコをしないのが一流の証だ。
あらためて感じたのだが、天井に高さがあるのがよかった。
炭酸泉に浸かり下半身を泡だらけにしながら天井を見上げると、
外の日差しが湯船に反射してキラキラとした光の帯が映っていた。
体が温まったところで、露天コーナーに移動した。
つぼ湯や白濁した湯船、壁面にテレビのある湯船があった。
そこの一角にひと休み場所があって、おじさんが何も隠さず大の字に寝そべっていた。
まるでヌーディストビーチのような風情だ。隠すなんてナンセンス。
私はまずシルク風呂という超微細な泡の発生によって白濁した湯船に浸かった。
マイナスイオンをフューチャリングしたリラックス度マックスなバスである。
カタカナを多用すると頭がいいのか悪いのかわからなくなる。これは悪い例だ。
シルク風呂に浸かっていると、なんだかお湯に圧迫感を感じだした。
…お湯が揺れてる、自分以外に誰も入っていない、地震…?
こんなとき露天風呂にもテレビがあると地震情報も裸で確認できる。
テレビに近寄ると速報テロップが映し出され、宮城県沖震源のやや強い地震だとわかった。
そういえば震災以後、日本各地の温泉の湧出量が増加傾向にあるらしい。
温泉パワーが高まっていることだろう。温泉に入るなら今が絶好のチャンスだ。
ひとしきり外の空気の中で入る湯船を味わった後、サウナに入ることにした。
最近すでに定着した感のあるデトックスだ。カタカナになるといかにも意味ありげだ。
どれくらい汗を掻いたかわかるように、身体を拭いてからサウナルームへ入る。
ひさしぶりなのでひどく暑く感じた。ここで深呼吸したらぶっ倒れそうだ。
あまり長居して無理はできないが、しっかり汗を出したい。
そこで最低でも88から0までを数えるまでは座っていようと決めた。
これは数息観(すそくかん)という禅で言うところのカウントダウンだ。
お遍路のような敬虔な気持ちで汗を流すのだ。
サウナの発汗力は凄い。気付くと、腕に汗の水滴がたまっている。
カウントダウンを終えてもまだ大丈夫だったが、かなり心拍数が高まり、呼吸が浅くなってきた。
そこそこ汗も出たので、変に無理せずサウナタイムを終了させた。
シャワーで汗を流して、脱衣場へ戻る。
館内には色々な施設があり、食事処やマッサージサービスもあった。
軽い水分補給をしたあと、タイ式整体マッサージをうけてみることにした。
今年に入って気持ちいいマッサージを受けたおかげで、こういう機会に前向きになった。
照明を抑えたマッサージルームには床に寝床が4人分あり、すでに3名が施術を受けていた。
ひとりは爆睡してイビキを掻いていた。気持ちいいのだろう。
長野のスキージャンプ台のミニチュアのような専用枕に顔を沈めてうつ伏せに寝そべった。
担当してくださった施術師の方は小柄な女性の方だった。
私は今、左足の親指に痛みのある炎症を抱えており、
とてもデリケートなことをハッと思いだしてその方に伝えると、タオルで足台を用意してくださった。
うつ伏せになると親指が床に接触するので、とてもありがたかった。
指圧や揉みを駆使した手腕によるマッサージはとても気持ちよかった。
背中から始まり、首の付け根、両手の指まで小一時間ほどマッサージしてもらった。
マッサージ後、小腹がすいてきたので食事処でラーメンなどを食べた。
台湾ラーメンというメニュー。
ニラにモヤシ、トウガラシがちりばめられ、コショウで炒めたらしいひき肉がトッピングされていた。
台湾の屋台的メニューを再現したのだろうか。
やっと写真を美味しそうに撮ることが出来た。
疲れもなりを潜めたことがうかがえる。
ひき肉はコショウの風味もあってかサラミに近い味でなかなかの旨みがある。
麺を食べ終えた後に懸命にサルベージされた。
コショウにトウガラシという刺激的な味も手伝って、しょっぱすぎるきらいもあったが、
スープを飲むのを遠慮しただけで、美味しく食べれた。
なんというか施設の雰囲気的にホテルや旅館に滞在中のような錯覚を覚えていたので、
食事中の気分が妙によかった。
今度は夕方ではなくマッピルマ、堂々と真っ昼間からまた来てみようと思った。
温泉、マッサージ、ゆっくり食事。いいじゃない。
おめもじでした。
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