Mの音楽 「夜会1990」 [Mの音楽]
今日2月23日は中島みゆきさんの誕生日。
リメンバー、1年前のこの日、バースディを祝する気持ちでみゆきさんの夜会のDVDを観ていた。
そして今日のこの日も、まだ観たことのない夜会のDVDを解禁、夜8時から鑑賞することにした。
このDVD、「夜会1990」は、90年の冬に行われた第2回目の夜会の模様を収録した作品で、
当時LDやビデオで発売された時、中島みゆき「初」の映像作品と話題になったらしい。
このDVD、オークションで新品を手に入れていて、今日までずっとあたためていた。
落札したのはもう1年以上前のことだったと思う。
それを今日、解禁することにした。
20年前の「夜会」はいったいどんなものだったのか、じっくりと鑑賞した。
見終えての感想として、「言葉の実験劇場」と銘打たれたこのステージ、
どんどん新しい実験を取り入れながらも、変わらないものもあったんだなと、
見終えてみてやっと、その変遷のダイナミックさを感じた。
初期の夜会は、まだ通常のコンサートの延長線上にあるものだった、という印象を持った。
歌の合間にほんの一部だけ冗談を入れたトークがはさまれているところもありつつも。
芝居的に小道具を用いたり、伴奏のない朗読だけの曲を披露するなど、
独自の表現をいくつも織り交ぜながら歌を披露していくあたり、
明らかに通常のコンサートとは異なる方向性を打ち出したステージだとはっきりわかった。
去年、「中島みゆきコンサートツアー2010」を観に行ったとき、
夜会のテーマソングである「二隻の舟」が披露されていた。
この「二隻の舟」は「夜会1990」では一番最初に披露される楽曲だった。
ツアー2010でも夜会1990でも「二隻の舟」は、
みゆきさんとコーラスの杉本和世さんと坪倉唯子さんの3人でボーカルを担当していた。
ツアー2010のトークでは、”夜会の時は3人でやつれた感じで歌ってたけど、
今じゃもう自然にやつれた感じで歌える年齢になっちゃったわね”
というようなコメントで会場に笑いが起こっていた事を覚えている。
ほぼオリジナルかつ、フルバージョンの「二隻の舟」が披露され、
それが聴けたのは背筋がぶるぶる震えるくらい本当に嬉しく、聴きごたえがあった。
今年の暮れ、みゆきさんによる第17回目の夜会が企画されているという。
おそらく今度の夜会は完全新作なのでは、と思う。
今や様々な舞台美術と装置が仕込まれた夜会のステージではあるけれど、
それらは歌の表現の追及に付随するものであって、
あくまでも「歌と詩」を主軸として構成されているのが「夜会」であり。
常に新しい手法を取り入れて、まだ見ぬ地平を開拓するフロンティア精神にあふれたステージ。
だからこそ、魅力的なんだと思う。
コンサートでは知っている発表済みの曲をファンは安心して楽しんで聴ける。
でもそれはみゆきさんら、創作する立場には「過去の再生」の延長でもあるのかもしれない。
そう思うと、やはりみゆきさんのような「オリジナル」を創作する立場としては、
「未知の創造」への活動がよほど大事になってくるのだろうと思う。
そういうものを絶えず乗り越えていく方だからこそ、
私はみゆきさんのことが気になって仕方ないのだと思う。
いったいどんな世界が夜会で続いていくのか、本当に目が離せない。
おめもじでした。
リメンバー、1年前のこの日、バースディを祝する気持ちでみゆきさんの夜会のDVDを観ていた。
そして今日のこの日も、まだ観たことのない夜会のDVDを解禁、夜8時から鑑賞することにした。
このDVD、「夜会1990」は、90年の冬に行われた第2回目の夜会の模様を収録した作品で、
当時LDやビデオで発売された時、中島みゆき「初」の映像作品と話題になったらしい。
このDVD、オークションで新品を手に入れていて、今日までずっとあたためていた。
落札したのはもう1年以上前のことだったと思う。
それを今日、解禁することにした。
20年前の「夜会」はいったいどんなものだったのか、じっくりと鑑賞した。
見終えての感想として、「言葉の実験劇場」と銘打たれたこのステージ、
どんどん新しい実験を取り入れながらも、変わらないものもあったんだなと、
見終えてみてやっと、その変遷のダイナミックさを感じた。
初期の夜会は、まだ通常のコンサートの延長線上にあるものだった、という印象を持った。
歌の合間にほんの一部だけ冗談を入れたトークがはさまれているところもありつつも。
芝居的に小道具を用いたり、伴奏のない朗読だけの曲を披露するなど、
独自の表現をいくつも織り交ぜながら歌を披露していくあたり、
明らかに通常のコンサートとは異なる方向性を打ち出したステージだとはっきりわかった。
去年、「中島みゆきコンサートツアー2010」を観に行ったとき、
夜会のテーマソングである「二隻の舟」が披露されていた。
この「二隻の舟」は「夜会1990」では一番最初に披露される楽曲だった。
ツアー2010でも夜会1990でも「二隻の舟」は、
みゆきさんとコーラスの杉本和世さんと坪倉唯子さんの3人でボーカルを担当していた。
ツアー2010のトークでは、”夜会の時は3人でやつれた感じで歌ってたけど、
今じゃもう自然にやつれた感じで歌える年齢になっちゃったわね”
というようなコメントで会場に笑いが起こっていた事を覚えている。
ほぼオリジナルかつ、フルバージョンの「二隻の舟」が披露され、
それが聴けたのは背筋がぶるぶる震えるくらい本当に嬉しく、聴きごたえがあった。
今年の暮れ、みゆきさんによる第17回目の夜会が企画されているという。
おそらく今度の夜会は完全新作なのでは、と思う。
今や様々な舞台美術と装置が仕込まれた夜会のステージではあるけれど、
それらは歌の表現の追及に付随するものであって、
あくまでも「歌と詩」を主軸として構成されているのが「夜会」であり。
常に新しい手法を取り入れて、まだ見ぬ地平を開拓するフロンティア精神にあふれたステージ。
だからこそ、魅力的なんだと思う。
コンサートでは知っている発表済みの曲をファンは安心して楽しんで聴ける。
でもそれはみゆきさんら、創作する立場には「過去の再生」の延長でもあるのかもしれない。
そう思うと、やはりみゆきさんのような「オリジナル」を創作する立場としては、
「未知の創造」への活動がよほど大事になってくるのだろうと思う。
そういうものを絶えず乗り越えていく方だからこそ、
私はみゆきさんのことが気になって仕方ないのだと思う。
いったいどんな世界が夜会で続いていくのか、本当に目が離せない。
おめもじでした。
2011-02-23 23:58
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