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甘美な危うさ、マイケル・ジャクソン 「DANGEOUS」 [Mの音楽]

マイケル・ジャクソン聴いてますか。私はもっと聴くことにしました。

先日、「デンジャラス」というマイケル・ジャクソンが91年に発表したアルバムを購入。

RIMG4639.JPG
マイケル楽曲のいいとこどりアルバム「THIS IS IT」にとても満足していたのだけど、
これには収録されていない名曲を求めて、「デンジャラス」も聴いてみることにした。

アルバム「THIS IS IT」に収録された楽曲はまったく素晴らしい名曲揃いだったけども、
そもそもマイケル楽曲の魅力すべてをCD1枚分に収めることはおそらく叶わない。

「ヒール・ザ・ワールド」「デンジャラス」「ウィル・ユー・ビー・ゼア」

アルバム「デンジャラス」ではこの3曲が聴けるのが特に嬉しかった。
「THIS IS IT」とは重複するけど、「JAM」と「ブラック・オア・ホワイト」の収録も見逃せない。

聴く前にジャケットの絵画を眺めてみると、マイケルのセクシーな視線の下に、
地球のまわりに化学工業地帯のようなイメージが描かれている箇所がある。
蝕まれゆく地球が「デンジャラス」である、と訴えたマイケルの意図があるのかもしれないと思う。

このアルバムには「ヒール・ザ・ワールド」、地球を癒そうと歌う曲がある。

最初は英語の歌詞など知らずに聴いただけだったけど、
とても優しく伸びやかなその歌声は歌詞の意味を超えて訴えかけてくるサウンドだったことを覚えている。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私は「デンジャラス」収録曲のうち、さきの5曲を除いてまったく聴いたことがなかった。
でも、それがかえって私には新鮮な発見をもたらしたことは、新参ファンならでは楽しみ方だったと思う。

聴いたことがなかった、と思っていたアルバム2曲目「ホワイ・ユー・ワナ・トリップ・オン・ミー」。

あれ!?このメロディ聴いたことがあるぞ、とまずビックリ。

それもそのはず、映画「THIS IS IT」で披露されていた1曲、
ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」の直後につながれるダンスシーンのBGMこそが
「ホワイ・ユー・ワナ・トリップ・オン・ミー」のそれだった。

さらにそのダンスシーンを締めくくる「車のクラクション音」は
アルバム4曲目「シー・ドライヴス・ミー・ワイルド」で使われているSE(効果音)だった。

「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」のリハシーンは私が特に気に入っていて何度も見ていた。

おそらく長年のマイケルファンだったなら、ごく普通に気付くポイントだったのだろうけど、
私はそういうことをほとんど知らなかった。

他にも名曲「スリラー」の直後のシーンでは01年発表の「スレトゥンド」というスリラーに通じる曲をBGMにしてダンスを披露したりと、「THIS IS IT」での演出には、
マイケル・ジャクソンの音楽の歴史をさまざまにつなげて魅せていく仕掛けがたくさんちりばめられている事に今更ながら気付いた。

きっと昔から今まで長くマイケル楽曲を愛してきた人には、特に感動的なものだったと思う。

本当にロンドンでの「THIS IS IT」コンサートは過去のコンサートの伝説を本気で塗り替えるような
ボルテージで素晴らしい情熱を注がれていたことが、あらためて分かった気がした。



「DANGEROUS」の楽曲によるマイケルジャクソンのダンスパフォーマンスをここに。


私はこれを見て「デンジャラス」という曲を知り、そしてツボにハマった。

ガニ股で「十字」を切りながら前進するダンスが特に好き。たまに真似して遊ぶ。

メリハリ。緩急。音楽とダンスの調和。ファンサービス精神。このパフォーマンスは、すごい。
もしも世阿弥がマイケルのダンスを見たら何を思うのだろうか、などと考えたりしてしまった。


おめもじでした。

デンジャラス



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