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セルフ星占い・その2 [日記]

昨日に引き続き、星占いについて。

前の記事では星占いのおおまかな仕組みについても触れたが、掘り下げてみるとまた発見があった。


よく雑誌やテレビの星占いでは、12星座そのまま12等分の分類で画一的に取り扱われることが多いが、同じ人間が一人として存在しないのと同じで、個人にフォーカスした場合、12等分の説明に押し込めるのは無理がある。

例えば私は2月25日生まれの「うお座」であり、ホロスコープ上の太陽がうお座にある。

このため私自身の基本的な気質はうお座的であることに納得しているのだけど、それだけでは当てはまりきらない部分とその理由も存在する。

私の場合、太陽・火星・木星以外の星は、うお座以外の場所に点在しており、星が象徴する性質は星座(サイン)に彩られるため、当てはまりきらない部分が表れてくる。

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私の生まれ持った性質を示すこのホロスコープを見ていくと、山羊座に月・金星・海王星と3つもの星が存在していることに気付く。(作成は占いサイト「運命の世界」より)

つまるところ、私の気質として「うお座的」であると同時に、「山羊座的」な気質も強調されていると見える。

ひとつの星座(サイン)に3つ以上の星が集中している状態を「オーバーロード」と呼び、星座の持つ彩りをより強調すると言われている。私はうお座とやぎ座で二つのオーバーロードを持ったホロスコープなのである。

うお座は献身的・定まらなさ・優しさ・直感などを象徴しており、山羊座もまた独自の性質を持ち合わせている。

山羊座は合理主義・倹約家・一歩ひいた目線・ロングスパンなどのイメージで説明される星座である。


私の価値観には山羊座的なイメージがふんだんに含まれていることが腑に落ち、けっこう新鮮な発見だったのである。

まずこのブログでもしばしば紹介している、自分が気に入って使っている「物・道具・雑貨」などの好みに山羊座の影響がうかがえる。

私の物選びの基準は「実用的でありながらも美観を備えていること」。

いくらデザインが気に入っても、使いづらい・分不相応に高価だと判断すれば安易に購入したりしない。

また、使いやすくても見た目や質感が好みでない場合、これも安易に妥協して購入することはない。

そしてこれだ!と選び抜いて手にした物は、とても大切にしていく。

合理的な価値観を備える山羊座に、金星という美的感覚を象徴する星、月というある種の無意識的な好き嫌いを象徴する星が存在していること、星占いの視点ではこんな解釈がとれるのである。


また山羊座の「倹約家」というイメージにもろに当てはまってしまうところがある。

私は家計簿のようなものを2007年の夏から現在まで続けている。

自分が何にお金をいくら使ったのかを、すべてパソコンに記録しているのである。

主な目的としては金銭感覚を養い、無駄な買い物によって整理を妨げる予防線としての習慣なのだけど、かれこれ3年以上続いているあたり、ロングスパンという山羊座的キーワードも大いに当てはまる。


うお座は持続力に欠ける、と言われたりするが、山羊座はこれだと思えば長期的に取り組むような気質をもっており、私の星の配置はある面ではバランスがとれているのかもしれない。

しかし、興味のない事に関してはとことんほったらかし、という面も強調されていることも示唆する。

私は学生の頃、算数・数学が苦手で勉強もおろそかだった。苦手克服する気もまったく興らず、
100点満点のテストで「3点」を取ったこともあるのだ。

このような自分のパターンみたいなものを自覚しているか否かというのは大事なので、
自己分析などに星占いがヒントになることもある。

こうして自分のことを星占いの視点で観察していくと、知れば知るほど興味深い発見が尽きない。


おめもじでした。

「想いを伝えるチカラ」 [日記]

昨晩、山田ズーニーさんのワークショップ、「想いを伝えるチカラ」に参加してまいりました。

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ズーニーさんは「ほぼ日刊イトイ新聞」内で「おとなの小論文教室」というウェブ連載を続けながら全国で文章表現・コミュニケーションインストラクターとして活躍されている方です。

今回のワークショップは新宿・紀伊國屋ホールという場所で開催されました。

その場所を大会議室のようなところかと想像していたら、きちんと座席のある小さな劇場・映画館のような場所でした。

そこで行われたワークショップは、ただズーニーさんの話を静かに聞く…という受動的なものではなく。

最終的に参加者ひとりひとりが納得のいく「自己紹介」をする、という目的のもとにすべてが進行していきました。

まずはじめにズーニーさんが伝わるコミュニケーションとは一体どんなものなのか、想いが伝わる7つの要件についてのケーススタディをいくつか提示されておりました。

ズーニーさんの著書やおとなの小論文教室で言われている基本の復習・まとめ的な内容をズーニーさんご本人から聴けているので、身が入ります。


そして実際の自己紹介に向けてのワークが始まります。

あらかじめ配布された用紙にワーク相手やグループが記してあり、私はちょうど左隣にいらした女性の方とペアとなるかたちになりました。

ワークの内容はお互いに「インタビュー」をすること。

会場の参加者全員に2種類のインタビュー用の20の質問が用意され、それを一人30分間、ペアでまるまる1時間をインタビューに充てて、ひとりひとりの本当の想いを引き出します。

しかし驚いたのがインタビューの内容。

好きな果物は何ですか?というようなものは一切なく、その人の核心を引き出すかのような濃いインタビューの内容にびっくりしつつ、私はワクワクしました。

真剣に答えるためには、ひとりひとりのバックグラウンドや体験・思想など、その人を形づくってきたあらゆる事柄をギュッとまとめて答えにする必要がありました。

そしてそういうものを、それまでまったく見ず知らずの隣の人に話したり聞いたりするのです。(新鮮!)

ときにすぐには言葉にならなかったり、質問を重ねながら深めていく想いが浮かんできたり、インタビューをしていても、されていても、自分のことを言葉としてどう表現すれば、自分自身が腑に落ちるような言葉をつむぎだせるのか、インタビューの間中ずっと考え続けました。


そして1時間後。

今度はお互いが話していたことを、できるかぎりギュッとギュッとまとめて短い言葉にして、お互いに伝えあうことになりました。

私は20問のインタビューを時間内に消化しきれませんでしたが、相手の女性の方は言葉にして伝えてくださいました。

お互いに対話を重ねることによってその人に通底する何かがたしかにある、しかしそれをがっちり捉えきる言葉を見つけるのはちょっと難しい…しかしこれは非常に有意義な経験だと思いました。


そして「自己紹介」です。

参加者の座席周辺で作られる6名ほどのグループの中で、各々が自己紹介をします。

事前にそのグループで数をカウントするミニゲームを行い最後のカウントをした人を皮切りに自己紹介を始めることになりました。

そのシステム上私はトップバッターとしてそれまで見知らぬ方々へ自己紹介をすることに。

ただ趣味や職業を並べ立てて済むような自己紹介をする機会ではありません。前置きなしに、前の人の真似を慎み、誰にどう思われようが関係なく、見栄や恥をとっぱらって、自分自身が納得のいく自己紹介をする機会なのです。

これは…難しい…でした。

終わった後に、納得のいく自己紹介ができていない…とすぐに思いをめぐらせてしまいました。

しかし!私が終わった後の他の方の自己紹介をきっちり聞かねばなりません。

一時的に思考をスッパリやめて聴く姿勢に戻りました。本当に危うく他の方の自己紹介が聴けない状態に陥ってしまうところでした。


ズーニーさんはとにかく想いを溜めたまま帰ると、身体に悪い(笑)とおっしゃっていました。

なのでグループ6人が一巡したあとに私はもう一度改めて自己紹介させていただきまして、肝にたまった想いをできるだけ言葉にして外へ出しました。


最後にステージ上にマイクを渡された参加者の方が、各々の想いを言葉にし表現されていました。

そうして10名強の方がひとりづつステージに立ちました。

たどたどしくとも力強い想いを込めた言葉に会場は水を打ったように静まり返り、すべてを見届けようという一体感にも似た雰囲気が確かにありました。

山田ズーニーさんは、この会場で自分を伝えること、そしてその思いを引き出したすべての人に賛辞の言葉を贈り、ワークショップは終わりました。


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7月26日は満月でした。

山田ズーニーさんの「ズーニー」はカシミール地方の言葉で「月」をあらわす言葉だそうです。

この日、石井ゆかりさんは私の星座であるうお座の占いに、倉庫の一部を開放するような感じがする…と記されていました。

この日、言葉として開放できたのは本当に一部でした。

自分の考えるチカラを粘り強く育てようと決めました。

帰りに夜空に輝く月を見ました。
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おめもじでした。

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